テナントリテンションの発想を!~長く住んでもらうための工夫 「使いやすい家~設備~」~前篇
IC21のKobayashiです。
STAYHOME期間から、庭の手入れを再開したのですが、
緑の成長の早さに圧倒され気味です。
雑草とりをしなくちゃ(;^_^A
さて、今回は賃貸物件のリフォームのシリーズのご紹介です。(by:IC21落合桃代)
賃貸の物件に長く住んでもらえるには、どうしたらいいか…
について、今回は使いやすい家の設備について考えていきたいと思います。
皆さんは住宅の設備と聞いて、どんなものを思い浮かべますか?
簡単に言うと、住宅設備とは住宅に備え付けられた、暮らすために必要な道具といったところです。
どんなに住まいの間取りやデザインがよくても、その中にある道具が使いづらくては快適な居住空間とはいえません。使いやすい家を考えるうえで、設備は重要なポイントといえるのではないでしょうか。
そんな設備は、人の暮らしの変化に合わせてどんどん使いやすく便利なものに進化しています。
リフォームも比較的容易にできることが住宅設備の特徴とも言えるので、入居者のニーズに合わせて新しいものを取り入れたいもの。
それではこれから、具体的に紹介していきます。
掃除が楽なIHコンロ
最初にキッチンです。
キッチンを使う時間が長いファミリー向けの物件には、使い勝手のよいものがお勧めです。
最近はIHコンロのある物件も増えてきましたが、こちらの魅力はコンロの表面をきれいにふき取れることや、光熱費を抑えることができるという部分にあります。
さらに使いやすいキッチンを目指すなら、食器洗濯乾燥機の導入です。(事例①)
特に、あまり広いキッチンスペースを設けることができない物件では、据え置き型のものを設置することが難しいため、ビルトイン式のものを設置するのがお薦め。
こちらは今あるキッチンに後から付け足すことができます。
少し費用がかかりますが、共働き世帯が増えている昨今、家事の時間短縮になる設備の導入は入居者に喜ばれますね。
今すぐにこれらの設備を導入できないけれど今後導入予定がある場合は、リフォームの際に分電盤から引いた専用の電気配線をキッチン収納の裏に引いておくことをオススメします。
こうすることで、スムーズに新しい設備を導入することが可能です。
また、キッチンにあると便利なもののひとつにマグネットが付くキッチンパネルがあります。(事例②)
これがあると、パネルにちょっとしたフックや棚を付けることができるため、調理器具でごちゃごちゃしがちなキッチンもすっきりさせることができます。
次にエアコンです。
最近は猛暑や厳しい寒さといった極端な気象が多くなってきたので、各部屋のエアコンは欠かせないものとなりました。
もし、いまはエアコンの必要がないサービスルームや広めの納戸も、今後家族が増えて居住スペースとなる場合もあるので、エアコン用のダクト管(隠ぺい配管)やコンセントは用意しておくとよいでしょう。
次回は女性をターゲットにした設備についてご紹介します。