IC21のブログ

2020/04/17

テナントリテンションの発想を!~長く住んでもらうための工夫 「自分らしく楽しめる賃貸~趣味を楽しむ家」~前篇

趣味グッズも保管できる土間活用

賃貸マンションの玄関は、北側に位置することが多く、暗くて狭い印象を与えてしまいます。それに加えて、北側の部屋は、納戸やサービスルームと呼ばれる、建築基準法上、採光が足りていない行灯部屋が多く、入居希望者が内覧する際にあまり良い印象を与えません。そんな間取りを劇的に変化させてくれるのが土間です。玄関とサービスルームとの境の壁を取り除いて、開放的な土間スペースを作ってはいかがでしょうか。

 

土間スペースの活用例

土間スペースの活用例(パース)

 

土間は、戸外と家内の中間的な空間ですので、昔の日本家屋では、煮炊きをする炊事場や、農機具、漁具などの保管や手入れをする作業場で、生活するためにはとても重要な場所でした。

暗く狭い印象だった玄関とサービスルームも、ひと繋ぎの土間とする事で、広々とした明るい空間に。第1印象を決定づける玄関のイメージアップにもつながります。
また、自転車、スキー、サーフィンなどのマリンスポーツやゴルフが趣味のお客様にとっては、大切なスポーツ器具の保管場所も確保でき、さらにメンテナンスを楽しむスペースにもなります。

愛着のある自転車や、サーフボードなどは、眺めているだけで生活にワクワク感がプラスされます。スポーツ以外にも、陶芸、絵画、彫刻などのアートが趣味のお客様のアトリエとして利用すれば、制作途中の作品や、道具も素敵なインテリアの一部となります。さらに土間は靴のままで過ごせる場所ですので、Sohoとして賃貸物件を利用されるお客様にとっても、納品物の引き取り、保管がスムーズに行えますし、ちょっとした来客や打合せスペースとして、とても便利な空間となります。

 

SOHOとして土間を利用

事例2:SOHOとして土間を利用

 

フレキシブルに利用できる土間スペースですので、照明は、ライティングレールがおすすめです。ライティングレール(ダクトレール)は、照明器具を取り付けるための装置で、通電できるレール状のものです。スポットライトや、ペンダント照明を好きなところにとりつけることができます。