素材を知って人気の部屋を作る 意外と知らない「クロス」選びと貼り方②
100人の女性インテリアコーディネーターIC21です。
DIYから、表装リフォーム、スケルトン・リノベーションまで、内装変更への取り組み方は様々だと思いますが、やはり“人気の賃貸物件をつくりたい”気持ちに変わりはないはず。
そこで、改めて材料とその使い方を知って、保有物件を効果的に蘇らせるための、賃貸内装インテリアのモノ選びのコツを、実例写真を紹介しながら解説します。
[トレンド実例] デザインになる貼り分け術
まずはアクセントクロスを上手にコーディネートして、単身・DINKSをターゲットにした物件の紹介します。
実例①は柱や梁が多い部屋でしたが、グレーのモダンな柄のアクセントクロスに、柱や梁に濃いグレーを取り入れる事で、空間が引き締まり単身男性向けにインパクトのある部屋になりました。
また、実例②・③は貼り分けの方向を工夫した事例です。
実例②はブラックの黒板クロスを曲線のデザイン貼りにすることで、色の重さを軽減するとともに、曲線がほかにない面白さやイマドキ感を演出しています。
このブラッククロスは人気の黒板クロスという文字が書けるもの。 特にキッチンやリビングの脇に貼るとメモ書きも可能で、物件のプラスαの魅力にもなります。
また、実例③は、壁と柱に同じ色を取り入れ、ベッドから見える上部にはモダンな柄のアクセントクロスを貼ったもの。
このようにあらかじめ家具のレイアウトを考慮しておくと、安価なクロスでも効果的に演出できます。
そして天井を立体的に演出したのが実例④です。
トイレに入って正面の壁に天井までアクセントクロスをまわすことで、ストライプの模様が伸びやかにつながり、立体感と広く見せる効果が生まれます。入口の幾何学模様のクロスともマッチして、住み手の自慢の場所になりそうです。
クロスは安価で施工性もいい素材だからこそ、組み合わせ方や貼り方にデザインの要素を取り入れて工夫することで、部屋の雰囲気を魅力的に演出できます。
ぜひ、ターゲットに合わせたコーディネートで、“ほかとはひと味違う!”と内覧者に思わせる物件してみてください。
IC21では
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