新生活様式で変わる賃貸&デキるインテリア やっぱり収納力のある家は強い②
100人の女性インテリアコーディネーターIC21です。
新型コロナウイルスにより大きく環境が変わり“新しい生活様式”を求めて人々の暮らしが変わりつつあります。
単なるウイルス対策だけでない、新しい暮らし方ができる住宅を提供していくために原状回復などのタイミングで手を加えられるポイントを紹介していきます。
小さなデッドスペースを有効活用
前回に引き続き賃貸住宅の収納のアイデアを具体例と共にお伝えします。
移動することが不可能な壁、柱などのスペース壁面に棚柱を取り付けて収納スペースにしてみてはいかがでしょう。
実例②のような洗面脱衣スペースなどの場合、取り出し回数の多い物で溢れています。
そこでこの部分はあえて隠さず、見える収納としてタオルや洗剤類などの収納。
また、扉などが無い棚の場合は一時的な物置としての活用も備わっている為、入浴時の着替えやタオルを置く場所としても利用可能。
デッドスペースだった場所から使用頻度の高い場所へと変わり無駄のすくない空間づくりができます。 また、デッドスペースとなりがちな空間の上部は、その高さをいかして活用できるスペース作りをしてみてはいかがでしょうか。
上部棚は取り出しなどを考えた際に、利用しにくい印象を受けがちです。
シーズン物やストック品など、優先順位を考えて収納をすることによって、効率よくデッドスペースを活かせます。
上部空間としてまず最初に浮かぶのは、実例➂のようなクローゼットなどのパイプ上スペースですね。
手の届く高さにパイプを設置すると、パイプから天井の高さまで少し空き空間が生まれデッドスペースができてしまいます。
そこで、パイプ上に固定棚を設置することによって、クローゼット内部の高さを活かした収納が可能になります。
毎日取り出す物の収納として活用するには少し不便になってしまいます。
そこで、季節外の衣類や旅行時に使うキャリーケースなど、比較的使用頻度は低いがスペースを割と取り、置く場所に困っていた物などを収納すると重宝されるでしょう。
最後に、壁面の有効活用として、あえて部屋の目立つ部分に実例④のような棚を取り付けてみるのもおススメです。
壁面の棚取り付け時には邪魔にならない様に人の動線確認や、安全の為に高さなどを考慮して設置する必要がありますが、目立つ場所に棚をつくることでフォーカルポイントとなり、見せる収納としても利用できます。
シーズンのオブジェや好みのインテリア雑貨などをディスプレイすると飾り棚としても活用ができます。そのため、さまざまなアレンジで入居者のお気に入りの一角となり住む人のオリジナリティ溢れる家作りが出来ます。
さらに、棚を取り付ける背面をアクセントクロスなどと組み合わせることによって、よりお洒落な印象となります。
内覧時にも『ここには何を置こう』と想像をかきたてることができ、入居後の生活を、リアルにイメージしてもらえるきっかけをつくることができます。
入居者の個性や生活様式の変化に合わせて楽しむ事ができる収納は、様々な暮らし方が増えていくこれからにおいて、より需要が高まり人気の部屋づくりの大事なキーワードとなるでしょう。
IC21では
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