実例に見る! 内覧者にピンとくるデザイン ~賃貸リフォームデザインのポイント~後編
100人の女性インテリアコーディネーターIC21です。
前編に続き、アクセントクロスのみでアパートを蘇らせることをテーマに、失敗しないデザインや効果的な施工箇所選びなどをご紹介していきます。
[アクセントクロスのみで、アパート1棟を蘇らせる!]
さいたま市のベーシックなアパート1棟<賃貸18戸>
***物件情報*** ・構造/規模:木造地上2階/18戸/1K 22㎡ ・リフォーム後 賃料:5.4~6.3万円 ・ターゲット:20~30代シングル女性 ・その他:オートロック、システムキッチン、ロフト付き。
[Step2] 殺風景になりがちな玄関廻りは明るめに
玄関廻りですが、特に単身者向けアパートなどは、間取りの関係上、狭くなってしまうことが多く、そこを少しでも広く見せようと、寂しい印象になりがちです。
リビングの大きな一面を演出する考え方とは違い、殺風景な玄関には、色も柄も少し明るめのウェルカムな要素があるクロスを選ぶと効果的です。
玄関の間取りによっては、見切るラインが難しい場合もあるので、その場合は上がり框のラインでベース壁と張り分けるとすっきり納まります。
[Step3] 写真やパースを使ってモデルルームを公開しよう
アクセントクロスを貼ったお部屋の見せ方についてですが、折角パースソフトなどもありますので、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
特長のあるクロスを貼っても、家具などがない壁面の写真だけでは、良さが伝わりにくいものです。
できれば、家具、カーテン、小物など、ライフスタイルが想像できるような写真やパースがあると、ぐっとイメージがわきやすく、これから必要になる家具なども想像が膨らみ、決定に繋がる確率が確実に上がります。
それほど難しくなく作成できるパーソナルソフトなどもありますので、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
[こだわりPOINT!] 遊びごころをプラスできる水廻り
面積の小さいトイレや洗面室は、見切りやすい壁面も多いので、他の場所よりも少し大胆な柄や色を選んでも失敗しにくい場所です。
ターゲット層に合わせて遊びごころのあるクロス選びをして、他との差別化をはかりましょう。
[Owner’s voice]
もともと、特長の無い白い壁のアパートでは物足りなさを感じていました。
そこで周囲との差別化を図るため、思い切ってターゲットを単身女性、しかも新社会人など若い女性に決め、アクセントクロスを活用してみました。
「フローリングなどの明るい木目に合うように」「インパクトも欲しい」などの希望を伝えてコーディネートしてもらい、結果に大満足です。
クロスは費用が安く抑えられるのが魅力ですが、センスの問題もあるので、迷ったら専門家に相談するのをお勧めします!
IC21では
お客様のご要望を最大限に生かして、
予算にあった「差別化できる」リフォームを実現。
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