賃貸住宅の空室を防ぐ!【本当に今の間取りで大丈夫?②】
こんにちは!IC21です。
先週に続き、賃貸住宅の空室を防ぐシリーズをお伝えしますね!
同じ広さ、2DKよりも1LDKが使いやすい
初めの“うなぎの寝床”間取りで取り上げた実例にも通じる話ですが、トータルとして同じ面積であれば、細かく仕切った2DKよりも、広々使える1DKの方が、人気が高いというのがここ近年の傾向のようです。実際、最近手掛けさせて頂くリフォームの間取り変更も、この「細かい間仕切りを取り払って広い部屋に変更したい」という要望が圧倒的に多いのです。
広い一つの空間の中で、思い思いのちょっとした間仕切りをして、空間の意味を分ける、というスタイルがトレンドです。もし入居者の方が住まい方に悩んでいるようであれば次のようなアドバイスをしてあげるのも良いでしょう。
- 低めの収納家具で仕切る・・・視線は遮らない程度の高さの家具であれば、圧迫感は出ません。
- ファブリックスで緩やかに仕切る・・・ストリングカーテン(紐カーテン)や、バーティカル(縦型)ブラインドなど、さりげなく視線を遮ります。入居者サービスとして取り付けておくことも考えられます。
- 昔ながらの衝立=パーティションで仕切る・・・最近では、アジアン風のもの、和モダンなものなど、様々な商品が出ています。それらをインテリアのアクセントにしながら、空間を仕切るというのも手軽な方法です。
畳も捨てたもんじゃない
床にはとにかくフローリング!又はクッションフロアを張った洋間が、賃貸物件ではまだまだ主流ですが、ここで、昔ながらの“畳”を見直してみてはいかがでしょうか。最近の畳は実に進化しています。完全な和室を作るというよりは、洋室の一角に、和モダンな畳コーナー、といった、ホッとひと息つける場所が意外な人気になるかもしれません。
- 置き畳・・・通常のフローリング床などの上に置くだけの、手軽な畳。スタイリッシュな色合いのものなど、バリエーションも豊富ですので、お部屋のコンセプト次第では手軽に低コストで洋室に和のテイストを取り入れることができます。
- 畳ボックス・・・畳コーナーと収納を兼ね備えた、一石二鳥な商品です。腰掛ける家具、としての利用もお勧めです。高齢者向けの物件に取り入れれば他との差別化ができるかもしれません。