実例に見る!内覧者にピンとくるデザイン ~賃貸リフォームデザインのポイント~「SOHO・住宅に対応可能なフルリノベで、ビル1棟を蘇らせる!」~後篇
こんにちは!100人の女性インテリアコーディネーターIC21のKobayashiです。
今回は賃貸リフォームのデザインのポイント紹介シリーズ、
前回に引き続き「SOHO・住宅に対応可能なフルリノベで、ビル1棟を蘇らせる!」の後編です。
[Step3] 間取りを考える
間取はすべて変えるといっても、
どの間取においても注意したのは、
バス・トイレ・洗面が別であること。
都心では特にインターネット検索で物件を探す単身者が多く、
チェックポイントに上がることの多い項目をきちんと押さえることが
最終選考に残る秘訣だからです。
さらにターゲット層を考えると、
浴室はバスタブをきちんと使える広さであることが
内覧時の決め手になり得るので、
ワンルームでも1116サイズ以上は確保しました。
「トイレ・洗面 別」も検索ワードのキーワード上位で、
特にSOHO仕様も考慮すると、
トイレを使用する仕事の来客があった時に生活感がみえにくい、
というのも配慮の一つです。
また、ワンルームでのこだわりは、
キッチンは小さくても2口ガスコンロの
1500㎜幅以上にすること。
狭くても玄関収納はつけること。
玄関を開けて居室が丸見えにならないこと。
そして、前述の水回りの条件も含めて、
これらのすべてをクリアしても
居室スペースは9.5帖以上とれるように設計しました。
1LDKについては、採光をとれる開口が少ない
都心のマンションだからこそ、
間仕切りは半透明タイプの引き戸とし、
行灯部屋といわれるLDKにならないように工夫しました。
また、キッチンを対面タイプにすることで
住居としての魅力もアップし、
対面腰壁ができても家具レイアウトがしやすい長方形LDKを確保しました。
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次回はこの物件の「こだわりポイント」や、入居者‘s Voiceをお伝えします。