実例に見る!内覧者にピンとくるデザイン ~賃貸リフォームデザインのポイント~「発想の転換、入居者層を変える」デザインで賃料UP~内装・間取り編~前編
IC21のKobayashiです。
今回は賃貸リフォームのデザインのポイント紹介シリーズ、
「発想の転換、入居者層を変えるデザインで賃料UP
~内装・間取り編」の前編です。
今回の物件は
“「テナント付き3階建てマンション”
**物件情報**
所在地:東京都台東区
構造/築年/規模:鉄骨造3階建/1986年/8戸
大規模修繕予算:2000万円以下
[Step1] 物件を知る
前号で紹介した大規模修繕のタイミングで
外観&エントランスをカフェスタイルの
雰囲気に仕上げたこの物件。
このタイミングで個室も何部屋か空いたので、
入居者層を一新するために、
各部屋のリフォームも行うことになりました。
もともとは昔ながらの和室とダイニングキッチンの1DKタイプ。
水回りは、なんと不人気No.1の
浴室・トイレ・洗面が一体となった3点ユニット。
そこで、まずは部屋の広さはなるべく変えずに、
トイレ・洗面・風呂を別にした間取りにリノベーションを提案。
これにより不人気のレッテルを貼られない、
ネット検索でもしっかり選ばれる物件にしようということになりました。
[Step2] コンセプトを決める
デザインコンセプトは、前号の外観&エントランスと同様に、
若い層に人気のカフェ風のヴィンテージモダンな雰囲気に。
和室を洋室に変えただけでは、
広さを有効に使えないので、
思い切って間の壁を無くし、大きな一つの空間に変更します。
とは言え、ベッドルームはある程度の仕切りが無いと
落ち着かないので、間を軽く仕切れるように
半透明タイプの引き戸を設置。
ワンルームでも1DKでもフレキシブルに
対応できるよう工夫しました。
次回は実際のデザイン提案についてお伝えします。