実例に見る!内覧者にピンとくるデザイン ~賃貸リフォームデザインのポイント~「部分リフォームで差別化を狙う」~“北欧“ + ”カフェ“ のミックスインテリアpart2 ~後篇
IC21のKobayashiです。
今回は賃貸リフォームのデザインのポイント紹介シリーズ、
「部分リフォームで差別化を狙う」Part2編の後編。
“「北欧」 + 「カフェ」のミックスインテリア”
家具レイアウトについてお伝えします。
[Step4] 家具を置いてみる
今回は、オーナーより
モデルルームのように家具や小物を置いてみたい…
というご要望がありました。
大きな家具はイメージ、寸法、ご予算が
きちんとコントロールできるように我々の方でご提案し、
小物は今後の他物件での汎用も考慮してご自分たちで…
ということで役割分担をしつつも、
“コンセプト”を共有することで完成しました。
北欧インテリアの代表的な家具屋をメインに使い、
明るい木目の家具と
ちょっとモダンなホワイトチェアと
幾何学模様のラグ。
隣室は思い切ってキッズスペースとして、
かわいらしいお子様用家具や玩具をセッティング。
LDKの内装は、黒板クロスへのイラストや
後々入る家具の色を加味してシンプルにしたので、
小物は暖色系のポップな色を
足してもらうようにお願いしました。
あとは、人工観葉植物。
カフェらしさや明るい暮らしの演出小物として
必須といえるでしょう。
キッズスペースは、
かわいらしいカーテンをつけていただき、
インパクト抜群!
内覧時に、暮らしのイメージが
どんどん膨らむのと同時に、
「ステージング」ということで
家具付での賃貸設定にすれば、
そのまま暮らしていただくこともできます。
海外から入ってきた
「家具でお部屋をより良く演出し、
部屋を貸しやすく売りやすくする」
といった手法もだいぶ根付いてきたので、
内装と合わせて家具でお部屋の完成度を
上げていきたいものですね。
[まとめ]
ファミリー向け2LDK物件は意外と難しい、
といったオーナーならではの実体験を知り、
間取りを変えずにターゲットの目を集めるための工夫を
細部にこだわりご提案しました。
次回はこの物件の「魅せるポイント」や、オーナー様の声をお伝えします。