実例に見る!内覧者にピンとくるデザイン ~賃貸リフォームデザインのポイント~「部分リフォームで差別化を狙う」~“北欧“ + ”カフェ“ のミックスインテリア ~前編
IC21のKobayashiです。
今回は賃貸リフォームのデザインのポイント紹介シリーズ、
「部分リフォームで差別化を狙う」編です。
今回の物件のコンセプトは
“「北欧」 + 「カフェ」のミックスインテリア”
物件No.002 住宅地の2LDK
**物件情報**
所在地:茨城県神栖市
構造/築年/規模:
RC造3F建/2009年/36戸
リフォーム予算:70万円程度
その他:
カードキー採用/浴室換気乾燥機付き
[Step1] 物件を知る
今回の物件は、閑静な住宅地の3階建2階部分、南向きの2LDK物件。
南側バルコニーに面して本物件の駐車場があり、
陽当り・通風良好な好案件。
ただ、オーナーが危惧するのは、こういった物件が他にも多数あること。
ファミリー向けの広さ・設備は備えているものの、
LDKだと3LDKに比べて、家族が長くは住みにくい
(子供2人が大きくなると手狭なイメージ)ということ。
そんな中、普通の表層リフォームでは内覧時の印象がまず弱い!
という話になりました。
[Step2] ターゲット&コンセプト
メーンターゲットは、新婚カップルから赤ちゃん&キッズがいるファミリー。
家族が成長したり、持ち家を持つ前の賃貸生活という、
短期~中長期だからこそ楽しく、流行も取り入れた内装を意識。
そこで、定番インテリアとなりつつある「北欧インテリア」と、
20~30代の女性に人気の「カフェスタイル」のミックス、
というコンセプトに決定。
家の中なのにカフェ(お店)?
と思われる方もいるかもしれません。
「カフェスタイル」にはっきりとした定義がないのですが、
そこには“お友達とお茶をする”時のように、
居住者だけでなく招いた人も同じくらい寛げる空間
といった意味合いがあるように思われます。
豪華なレストランでも、お洒落なバーでもないけれど、
コーヒーや紅茶の似合うお店のような、
ちょっとした遊び心がある家をイメージしてみてください。
心地いい空間がイメージできますね。
次回は実際のデザイン提案についてお伝えします。