テナントリテンションの発想を!~長く住んでもらうための工夫 「”キレイ”を保てる賃貸」~後 篇
IC21のKobayashiです。
今日から10月。
なんだかそろそろ年末が近づいてきて、
気持ちが”そわそわ”してしまいます。
その原因の一つが年末の「お掃除」
うちでは9月に主人が高圧洗浄で外壁&窓+網戸を
綺麗にしてくれました(感謝!)
高圧洗浄は外壁も含めてお掃除できるのでおススメ。
でも、どうしても”びしょびしょ!”に服も濡れてしまうので、
冬になる前に済ませてくださいね。
賃貸の物件に長く住んでもらえるには、どうしたらいいか…について
今回に引き続き「賃貸でも”キレイ”を保てる工夫」についてのお話です。(by:IC21安田智子)
前編では「賃貸物件のお手入れのしやすさ」について
壁・床材についてのお話でした。
今回はキッチン・洗面所についてご紹介します。
水回り
最近の入居希望者は、水回りに妥協しない方が増えて来ています。
まずはキッチン。
お手入れしやすさから、汚れのたまりにくい凸凹やつなぎ目の少ないステンレスのシンクがおすすめ。
壁は掃除のしやすさからキッチンパネルがおすすめですが、
目地の清掃性が良くないもののタイル貼りは「レトロで可愛い」と、そのデザイン性を好む女性も多いですし、
最近ではカラー目地などもあるので、ターゲットによっては侮れない素材です。
カラーキッチンパネルと併せて、汚れの目立たない色でワンルームなどのアクセントにしてみてはいかがでしょうか?
そしてトイレ。
今や常識のウォッシュレット付のトイレ。
ウォッシュレットは退去後に新品に交換するのが必須です。
今流行りのシンプルなデザインのタンクレスタイプの便器は凸凹が少なく掃除しやすいのですが、一体型なのでウォッシュレットのみの交換はできません。
このように掃除のしやすさだけでなく、入れ替わりの際のメンテナンス性も考慮して選びましょう。
最後に洗面台。
単身&Dinks向けであれば、一体型の洗面化粧台より、収納付きミラー+洗面台の方が細かい棚の掃除の手間もなく、見た目もオシャレで好まれます。
そして、気を付けていただきたいのが、設備交換の時に不要な狭い隙間ができないモノを選ぶこと。
些細なことのように思えますが、掃除機や使い捨てシート用のモップが入らない隙間は、日頃の掃除をする際にストレスになりますので入居者思いとは言えません。
まずは、ジャストサイズのものを選ぶことが大切ですが、出来てしまった隙間には、隙間用の収納家具を入れたり、DIYで棚を付けるといった工夫も有効です。
以上「お手入れしやすい素材」+「デザイン」などの工夫で入居者の「お気に入りの部屋」にするポイントを挙げました。
入居者の方が、愛着を持ってキレイに長く住みたくなる物件のヒントになれば幸いです。
筆者:安田 智子
インテリアコーディネーター/カラーコーディネーター
個人宅や自宅サロンのインテリア提案・片づけサポート・カラー診断・講師業を展開中。
プライベートでは、転勤族の夫と6軒の賃貸住宅を渡り歩いた経験を持つ。