空室理由から考える!~デメリットを魅力に変えるポイント 「バルコニーがなく、物干しスペースがない」~前篇
以前に「室内洗濯機置場がない!」というデメリットに対する改善提案がありましたが、今回は「物干しスぺースがない!」問題です。もしくは、全くないわけではないけれど、エアコン室外機を置いたら洗濯物を干すスペースがなくなってしまう…という物件も多いのではないでしょうか? 一見、小さな問題のようですが室内干し派も含めて、工夫次第で効果抜群のアピールポイントになるもの。まずはご一読の上、検討してみてはいかがでしょう。
多種多様な室内物干し
室内物干し商品は市場にかなり出回っています。
天井付け(埋込み含む)のものから、天井フックと着脱式ポールで干すもの、窓枠にアームを取り付けるものなど、設置位置や形状も様々。それだけ商品があるということは、需要があるということなのでしょう。
実際、天日で干せる物干しスペースがあっても、花粉や大気汚染が気になったり、日中留守の多い家庭が増え、急な雨や犯罪抑制などを考えて室内干しにする人も増加。であれば、室内干しをメリットとして捉えられる、設置位置&ターゲットに合わせた工夫で、さらに物件価値は上げられるはずです。
電動タイプの商品(参考①)は、洗濯物の量が多く重量がかさむファミリーや高齢な方にも向いているでしょう。大掛かりなリフォームを考えている場合にはぜひ検討したいものです。
参考①:電動タイプ出天井に収納する
最近よく見られる、天井にフックのようなものを施工しておいて、簡単に取り外しできるポールを使う商品(参考②/事例③)は、風通しの良い窓際と洗面室など何か所かにフックだけ付けておけば、人が来た時などは洗面室にポールごと移動も簡単で、お手軽な感じが女性ウケにつながっています。
参考②:着脱が簡単
参考③:竿が無くても利用でき簡単
ただし、これら商品の取付けにはしっかりとした天井下地が必要なので注意しましょう。
また、窓枠に取り付けるタイプのもの(参考④)は、窓や窓枠の幅・種類に制限はありますが施工が簡単。使わない時はカーテンの内側にアームごと隠せてしまいます。
高さ調節によってお布団も干せるので、マット類や布団などクリーニングに出しにくいものを気軽に干すことができれば単身者にも喜ばれるでしょう。
参考④:窓枠に取付られるもの