リフォーム工事の見積書の見方と契約時の注意点②
こんにちは。ic21です。
前回に引き続き リフォーム工事の契約時の注意点をお話ししていきたいと思います。
工事契約書の注意点「言った言わないを防ぐために」
工事金額が高額でない場合や小さい工事業者であれば契約書なしで口約束程度で工事を行うケースが少なくありません。きちんとした工事業者なら契約書や注文書を用意しており、業者側から書面での記名や捺印を求められるのが一般的です。どんなに小さな工事でも言った、言わないとならないように、どの部分のどういう工事に対していくら払うのかということは、メモ程度でも書面や図面に残しておいた方が後日のトラブルになりにくいため注文主・工事業者双方にとってよいのです。
「ついでの頼み事に注意!」
工事中に大工さんにちょっとついでに棚をつけてもらいたいので頼んだ、などでも後日に手間代、加工代、材料代などが請求されます。注文主はそのくらいついでで、当然サービスだろうと思って頼んだら、後から意外な出費が・・・というトラブルもあります。
「契約書のチェックポイント」
以下に金融公庫工事契約書や約款からいくつか工事請負契約書のチェックポイントを抜粋してみました。
①工期は日付入りで書かれていますか。
②支払方法は、支払可能な時期と金額ですか。
③契約約款・図面・仕様書・工事費内訳書(見積書)の4点がセットされていますか。 (最後の変更が反映していない図面や見積書を契約に急ぐあまりつけてくる業者もいますので、書類がそろっていればよいだけでなく内容の確認もお忘れ無く)
④現場が図面や仕様書と違う場合は是正することができると書いてありますか。
⑤注文者が必要に応じ工事を中止、変更できることが書いてありますか。
⑥ いつでも現場の立ち入りや確認ができることが書いてありますか。
⑦ 完成時の検査の方法が記載されていますか。
⑧保証期間は何年ですか。
⑨紛争の処理は地元の機関ですか。
リフォーム工事では、特に工事業者の腕が技術面でも金額面でも大きく差の出るところでもあります。リフォーム業者の広告が多くみられる昨今、家主にとって何が必要であり、安心な住まいなのかをアドバイスできる人がいると安心ですね。
私たちインテリアコーディネーターは家主側に立つポジションで仕事をしています。見積りや契約書のチェックのお手伝いができるのではないでしょうか。