賃貸住宅のリフォームと住宅のリフォームの違い②
こんにちは、IC21です !
今回は、前々回にお話した賃貸住宅のリフォームと住宅のリフォームの
違いについての続きを今回はお話したいと思います。
賃貸住宅のリフォームと住宅のリフォームは考え方にもそれぞれ
違いがあります。
まず、個人住宅のリフォームというのは住み手がしっかりした意思を持っているので、個人の趣向と予算から的を絞ったオリジナティあるリフォームが可能です。
一方、賃貸住宅のリフォームは、畳替えやクロスの張替え、設備機器のクリーニングによる原状回復が一般的で、最少の費用で済ませているのが現実ではないでしょうか。
また誰にでも受け入れやすいオーソドックスなものが主流になっていることと思います。
しかし、「必要最低限」の機能が備わっていれば、いつでも入居者が入ると言った考えは、今日では厳しくなってきており、プラスアルファがあれば、付加価値として好条件で貸すことができるでしょう。
玄関ドアのディンプルキーやモニター付きインターホンなどセキュリティの強化すると好印象の物件となります。
あとは少し予算アップになりますが、キッチンを変えると女性に好まれる物件となります。
もしくは、ある一面の壁をアクセントウォールにするとよいですね。例えば、スカイブルーなど見栄えのよい色にしたり、コンクリート打ちっ放し風など
内覧者の目に留まる工夫が必要です。最終的に入居者が決まった場合のおまけ要素的として、アクセントウォールの仕上げを選べる工夫があれば
面白いと思います。”賃貸だけど自分の家”感がポイントではないでしょうか。
↑コンクリート打ちっぱなしパネルとフォーカルポイントをつけた例
賃貸住宅のリフォームでは、入居者を意識したリフォームを心がける事がポイントです。厳しい予算やオーナーさん自身の好みもありますが、入居者あっての賃貸住宅なのです。
借り手市場の昨今、同じ条件の物件なら何か差別化があった方が、成約率が上がることは言うまでもないと思います。そのためには、オーナーさん自身が賃貸を事業として考えた場合の、リフォームの必要性を再度認識していただければ、「空き部屋を永続的にうめたい」という要望はかなうのではないでしょうか。