注目される賃貸スタイル DIY賃貸編
100人の女性インテリアコーディネーターのIC21です。
第11回~賃貸DIYスタイル
賃貸住宅はDIYできない。
“現状回復が必須で、少しでも傷が付くと敷金から引かれてしまう”。
これまでの入居者の一般的なイメージでした。
しかし、今は「DIY賃貸」という言葉も知られるようになり、改修等が必要な状態でも現状のまま貸し出したいというオーナー側のニーズと、自分好みに部屋をつくり上げたい・改修したい・手掛けたいという入居者側ニーズの両方を叶えてくれるものとして、定着してきました。
ただ、実際のところ、水回りなども含めて大がかりにDIYをして入居したい!という人はそんなに多くはありません。
大がかりなDIYはムリだけれど、少し自分好みに壁を塗装したり、棚をつくったり、をしてみたい!という人が増えてきています。
それを叶えるのが、今回ご紹介する「DIY風賃貸」=ちょこっとDIY賃貸です。
最近の若い人たちに人気なのは、貼ってはがせるウォールシールやマスキングテープ、貼ってはがせる壁紙。
ここまでなら通常の賃貸でも可能ですが、さらに、棚を取付けたり、水栓を交換したり、壁を塗ったり、はできません。
このようなちょっとしたDIYをOKとする賃貸をつくると、さらに自分好みにアレンジができるので喜ばれます。
特に若い人は、遊び感覚で装飾をすることには慣れているので、“こうすればインスタ映えする部屋に!”なんてキャッチを付けて、お部屋の雰囲気を変える方法や事例などを紹介してあげれば、自由に楽しめる賃貸として活用してくれることでしょう。
例えば、黒板塗装やマグネット塗装で、カフェのような壁をつくったり、壁にポール付シェルフを取り付けたり、古い配管を塗ったり。 オーナーが思いつかなかった発想で、入居者がオシャレに作ってくれるかもしれません。
自分の作り上げた室内空間は愛着が生まれ、持ち家感覚で過ごせるようになるので、長期入居が見込まれます。
少しの工夫で、これまでの“現状回復で元通りに”という概念にとらわれない、貸主と借主の関係が築けるのではないでしょうか。
IC21では
オーナー様のご要望を最大限に生かして、
予算にあった「差別化できる」リフォームを実現。
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