注目される賃貸スタイル コンセプト別コミュニティースペース付賃貸 ガレージ&トランク編
100人の女性インテリアコーディネーターのIC21です。
第6回 コンセプト別コミュニティースペース付賃貸 ~ガレージ&トランクルーム編~
コミュニティースペースはあるといいけど、より収支を得るために無駄な空間は少しでも減らしたいのが実情ですね。
コミュニケーションをとるという目的だけだとでは、せっかくターゲットを考えて作ってもなかなか活用されないことがあります。
であるならば、専有部にとれない空間を共用スペースに持っていく、と考えれば、専有空間の充実と“自然なコミュニケーションの場”が両立できるのではないでしょうか?
まずは若い世代に人気のガレージ。
お洒落な自転車を好む人が増え、それに伴い高級な自転車を普通の駐輪場スペースに置くのは不安という声をよく聞きます。
専有部に持ち込めるのが理想とはいえ住空間がかなり減ってしまいますし、階段や小さなエレベーターでは運搬が大変です。
そこで、雨風・盗難・悪戯からしのげるガレージを、一般に人気がないとされる1階居室を改造して作れないでしょうか?
メンテナンススペースもあれば自転車愛好家が自然と集まることができます。
専有部分で、最も欲しくて一番削られやすい収納スペース。 ファミリー物件ではなおさら、季節ものの収納スペースなどが不足しがちです。
そこでトランクルームを共用部に設けてはいかがでしょうか。
半間程のスペースだとしても、高さを利用できるように可動棚等を設ければとても喜ばれる広さでしょうし、居住者だけの利用ですから安心感もあるでしょう。
他にも、防災用の備蓄庫や居住者だけのコインランドリースペースなど、専有部分を充実させるための新たなコミュニティ-スペースがあります。
2012年の建築基準法改正に伴い「防災用の備蓄倉庫は容積不参入」(諸条件有)となったことを受け裏庭の空いたスペースに備蓄庫を設けたり、洗濯機置場を共用部に数台まとめてしまえば、洗濯が終わるのを待つ小さなベンチがコミュニケーションスペースになってしまうのです。
このように賃貸住宅ならではの、お仕着せではない、無駄にならない、本当に求められるコミュニティースペースを考えてみてはいかがでしょうか?
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