注目される賃貸スタイル コミュニティースペース付き賃貸 キッチン編
100人の女性インテリアコーディネーターのIC21です。
第5回 コンセプト別コミュニティースペース付賃貸 キッチン編
コミュニティースペースのある分譲住宅は数多く出回っている一方で、まだまだ賃貸住宅には少ないのが現実です。
単身者やファミリー層、最近では生涯賃貸派も多くなってきている中、コミュニティースペースをつくって他物件との差別化を図りましょう。
30~40代になると子供の誕生日会など大人数でのホームパーティーが多くなりますが、マンションの一室で大人数を招くのは部屋の広さはもちろん、食卓のサイズや椅子の数、見せたくない場所もあるなど、招きたいけど招けないのがホンネ。
20~30代シングル世代のワンルームでは、パーティースペース以前に小さいキッチンでは料理も一苦労です。
このような層をターゲットとしてコミュニティースペースにキッチンを設けて、友人や家族を招いてパーティー、お料理教室やテーブルマナーの教室のようなキッチンを利用した習い事、最近では自分で作ったものを料理サイトにアップなど、使い方は利用者が幅を広げていくでしょう。
コミュニティースペースとしてキッチンをデザインする場合は、サイズが大事です。
同時に何人も使うキッチンの場合、1200mm程度と通路は広めにとりましょう。
調理器具や食器、収納の量も十分に計画を。 また、最新の便利なキッチン家電を揃えれば、自宅キッチンとの差別化にもなるでしょう。
前述したようにパーティーや、習い事、SNSアップ等、写真や動画を撮る機会も多いコミュニティースペース。 フォトジェニックな空間作りを心掛けましょう。
アクセントになる壁紙や小物、ペンダントなどの照明計画も大事になってきます。
テーブルは利用者に合わせて伸縮式のタイプを選べば、大人数でも対応できます。
コミュニティースペースより部屋を増やして賃料を取る、という選択は当然ではありますが、付加価値をつけて差別化し、空室を防ぎ長く住んでもらう、通常より高い賃料設定をする、という選択をしても良いかもしれません。
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