第一印象が肝心! 12のインテリアスタイル フレンチシック編
100人の女性インテリアコーディネーターのIC21です。
第10回 フレンチシック スタイル インテリアだけでなくファッション誌でもよく取り上げられるフレンチシックスタイル。
フランス郊外の暮らしを彷彿させるナチュラルで上品な空間で、ホワイトやフレンチグレー、グレイッシュなパステルカラーなど柔らかく微妙な色づかいが特徴です。
シャビーな(古くて味わい深い)家具、小物で程よく変化をつけて素敵にアレンジすることで、どんどん味わい深い空間に変貌していくのが魅力です。
このスタイルを好むのは、20代~50代の幅広い年齢層の女性。家具や小物にもこだわる人たちですので、それらを引き立てながら上質感を醸し出す内装に仕上げましょう。
例えば、経年劣化が美しい無垢フローリングにペイントの壁、リメイクとしてビニルクロスの上から珪藻土仕上げも味わい深くて良いでしょう。
コストを抑えるなら、無垢の床材のかわりに、シャビーな風合いのフロアタイルもおすすめです。
また、賃貸内装の壁といえば、アクセントクロス以外は白が無難ですが、このスタイルではあえて薄いグレージュやアイボリーをベースクロスに用いるのもいいでしょう。
全体に柔らかい印象になり、建具が白く味気ないものでも高級感が出せます。
シャビーなペイントを施した木製建具の取っ手は、マットな質感で統一させ、優雅な曲線デザインのものをセレクトすると、より完成度がアップします。
また、額縁風のアイテムやアイアンを使用したアクセサリーはフレンチシックな空気感に見事にマッチします。
フレンチシックの空間づくりには、照明の演出も欠かせません。柔らかな暖色系の灯りがよく似合います。
アイアン素材とロウソクを模した素朴なデザインのシャンデリアやブラケット、自然素材のシェードランプといったクラシカルでシャビーな風合いのあるものをセレクトしましょう。
自然風化の味わいが魅力のスタイルですので、敢えて枯れたもの、朽ちたものの素材感がセンス良く馴染みます。
素朴だけど贅沢・・・・そんな表現がぴったりのスタイルと言えるでしょう。
少し築年数の経った賃貸住宅でこそ楽しめる空間だとは思いませんか。
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