第一印象が肝心! 12のインテリアスタイル 和モダン編
100人の女性インテリアコーディネーターのIC21です。
第2回 和モダン
いつのまにか定着してきたインテリアスタイル「和モダン」。
今や人気のインテリアスタイルです。
室町時代から近世初頭にかけて成立した日本の住宅様式「書院造」との違いは、
畳や障子、自然素材といった和室のイメージを残しつつも、その中にシャープで凛とした意匠を凝らし、モダンな印象に仕立て上げているところでしょう。
和モダンスタイルの賃貸物件でターゲットとなるのは、日本文化をこよなく愛している外国人や、日本人であればご年配の方、30代ファミリーなどにもお勧めですね。
和モダンな部屋を作る場合、ホワイト×ダークブラウンを基調の色として使うと、それらしい雰囲気になります。
事例では、白いクロスに明るいナチュラル色の床材を使っていますが、格子、下足入、木枠をダークブラウンにすることで、ぐっと空間を引き締め、和モダンな印象に仕上げています。
ここでのポイントはパーティションの格子。
実はこれ築40年のこの物件にあったもので、色を塗り変えただけです。
日本的なデザインの象徴の格子をちょっと変えただけで、オシャレな和モダン物件に仕上がりました。
和モダンスタイルには、市松張りの縁なし半帖畳もオススメ。
畳の部屋は、ご年配の世帯、小さなお子様のいる30代ファミリー世帯に大変人気があります。
配管の関係で段差が生じる空間を、畳の小上がりにするのも良いでしょう。
小上がりスペースの下を引出しにすれば、収納も増え、一石二鳥です。
ターゲットが外国人ならば、キッチンのカウンター高を900mmにしましょう。
大柄な人でも、腰をかがめずに調理することができます。
また、湯船につかる習慣のない外国人向けに、思い切って浴槽を取り払い、シャワーだけの浴室にするのもよいでしょう。
昭和の風情を色濃く残す物件であれば、古式ゆかしい欄間など和室の意匠を敢えてそのまま残し、襖紙を少しモダンな柄にすれば、和モダンになります。
日本好きの外国人の目に非常に魅力的に映ること間違いなし!です。
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