IC21のブログ

2024/06/26

ドアと扉の使いやすさ

100人の女性インテリアコーディネーターのIC21です。

使いやすさを考えれば、 自然と決まってくるドアや扉の開き方。

スイッチの位置もこれで決まってくる。

  住宅設計の中でも一番失敗しやすいのが、スイッチやコンセントの位置。

住んだ人が家の中でどう動くのか?その動線を意識して設計していないのが敗因といえるでしょう。

賃貸住宅の入居者が住んでからの不満の1つにあげるのも、スイッチやコンセントの位置、そしてドアの開き勝手。

今回はこれらに注目してみたいと思います。

まずは、ドアについて。 基本的に、玄関ドアは外開きで、部屋のドアは内開きです。 日本の場合、靴を脱ぐ習慣があることから、玄関ドアが外開きのケースがほとんど。

また、部屋のドアを外開きにすると、室内側から開けた時に、廊下を歩く人にぶつかる危険性があるため、トイレ以外は部屋側に開くのが常識です。

これらを踏まえ最終的に生活動線を考えれば、開き勝手は必然的に答えが出てきます。引戸もオススメです。

 

引き戸

洗面所を引き戸に

スイッチは、出入りの際に 手が届く位置に欲しいもの。

ドアの後ろや探してしまう位置は、使いにくさにつながります。

また、家具を置いたら隠れてしまう位置も避けなくてはいけません。一箇所にまとめ、消し忘れがないようにできると良いですね。

コンセントは、具体的に電化製品をどこで、どのくらいの頻度で使用するかを想定することが大切です 。

電化製品が集中するキッチンは、多めに設置した方が無難です。フードプロセッサーなどたまに使うものがあるので要注意です。

また意外にコンセントを多く使用するのが寝室です。

快眠のための加湿器や空気洗浄機、スタンド、携帯の充電器など、コンセントの設置場所や数をしっかり考え、入居後の不満を解消しましょう。

最後に、築年数が経つと劣化が目立つスイッチ・コンセントカバーは、 インテリアに合わせてその部分だけ交換するのもオススメです。

どうしても使い勝手の悪い位置にあるなら、見た目でカバーするのも1つの方法です。  

 

スイッチプレート

スイッチボードを壁紙と合わせて黒色に

 

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