数字とカタチで分かる!暮らしやすい賃貸物件の作り方 ワークトライアングル
100人の女性インテリアコーディネーターのIC21です。
女性の心をガッチリつかむ!キッチン編
キッチンの配置とワークトライアングル。
使いやすい高さ・幅・距離とは。
キッチンは、家族の健康や、笑顔を育む大切なスペースです。
シンク・コンロ・冷蔵庫、この3つの前に立つ位置を頂点してできる三角形をワークトライアングルと呼び、この長さがキッチン内での動きやすさをチェックする目安になります。
三角形の三辺の合計が3.6m~6mが理想的と言われており、各辺が長すぎると無駄な動きが多く疲れやすくなり、また反対に短すぎると、収納スペースが足りなく調理や配膳がしにくいキッチンになってしまいます。
また、ワークトップの高さも使いやすさに大きく関わっています。
使う人の身長に合わせて選ぶのがベストですが、賃貸住宅では多くの方にとって使いやすい寸法にする必要があります。
最近は男性がキッチンに立つことも珍しくなくなってきましたが、一般的には女性がキッチンに立つ時間がまだ多いと思われます。
成人女性の平均身長は、158cm。
155cm~160cmの方にとって850mmのワークトップが力の入りやすい高さになります。
背の低い人は、スリッパを履いて高く使うと腕や腰に負担をかけにくくなります。
広々と楽しく料理をするというのが最近のはやりです。
賃貸住宅は分譲物件に比べて、費用やニーズを考えるとコンパクトなキッチンを選ぶ傾向にあります。
ワンルームには900mm~1500mm、ファミリー向けには1200mm~1800mmが一般的ですが、限られた中でもキッチンの形や大きさも時代に合わせて変化することが求められます。
従来の、壁に向き合うI 型は、ダイニングスペースを比較的広く取ることができますが、冷蔵庫とキッチンの配置が一列になりがちで、横の動作が多くなるため間口が長すぎると効率的ではありません。
また、キッチンだけが一部屋に仕切られた独立型は、孤独になりがちなため楽しみながらお料理をしたいという現代には好まれないでしょう。
キッチンを挟んで対面するアイランド型やペニンシュラ型で、背面に冷蔵庫・収納を配置するレイアウトは、面積が広く必要となりますが、動線の無駄が少なく、家族の顔、またテレビを見ながら、家事を楽しくこなせるでしょう。
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