IC21のブログ

2017/04/14

賃貸住宅の空室を防ぐ!【本当に今の間取りで大丈夫?③】

こんにちは、IC21です。

先週に続き賃貸住宅の空室を防ぐシリーズをお伝えします。

本当に今の間取りで大丈夫?は今週で最終回になります。

 

収納力がモノをいう間取りの工夫

  • 適材適所の収納

収納が足りない!というお悩みはもちろん多いですが、不動産間取りでは収納力はあるはずなのに、何故か使いにくい・・・、そんなお悩みも耳にします。その理由はズバリ、適材適所の収納が考えられていないからです。とにかく有ればいいだろう、と、やたら奥行きの深い収納が沢山あっても使い方に悩むばかりです。

適材適所の収納とは、例えばリビングには、本類や小物類が多いので、奥行きは浅めの棚を造作しても良いでしょう。寝室・クローゼットは、当然、洋服の奥行きのものと、布団用の押入サイズとの両方があると良いですね。洗面所にはリネンや洗剤用の収納etc・・適材適所の収納を心掛けた間取りは、女性には特に喜ばれます。

 

  • ウォークインクローゼットと壁面クローゼット

ウォークインクローゼットは確かに人気ですが、ある程度の広さが無いと、かえって収納力が落ちてしまいます。当然、ウォークインするわけですから、人が入るスペースを常に確保しておかなければなりません。一つの目安としては、一般的な2畳サイズ未満であれば、壁面の造り付けクローゼットの方が、収納力は大きくなる傾向にあります。

 

  • 家事動線に沿った収納

最近、収納に関する間取りのご提案で特に喜ばれたのが、玄関を入ってすぐの位置に設けたパントリーです。そのパントリーを通ってキッチンに繋がる動線とすると、さらにメリットが大きくなります。お買い物から帰ってすぐに荷物を置け、調理中の宅配便も素早く受け取れる、といった、日常生活の動線を短くする、というメリットです。また、外で使うものを、なるべく家の中に持ち込みたくない(アウトドア・スポーツ用品など)という声も多く、玄関脇の収納は非常に便利です。

 

ささやかなことですが、日々、家事をこなす主婦にとっては、家事や移動のストレスを軽減する、そんな間取りのひと工夫で、分譲に負けない賃貸物件を作ることも可能です。

間取りを後のリフォームで大きく変えようと思うとかなりの費用がかかります。新築の企画の段階から入居者の住まい方を念頭に考えることが大切です。