IC21のブログ

2022/02/22

実例に見る! 内覧者にピンとくるデザイン ~賃貸リフォームデザインのポイント~前編

100人の女性インテリアコーディネーターIC21です。

今回は、アクセントクロスのみでアパートを蘇らせることをテーマに、

失敗しないデザインや効果的な施工箇所選びなどをご紹介していきます。

 

[アクセントクロスのみで、アパート1棟を蘇らせる!]  

さいたま市のベーシックなアパート1棟<賃貸18戸>

***物件情報*** ・構造/規模:木造地上2階/18戸/1K 22㎡ ・リフォーム後 賃料:5.4~6.3万円 ・ターゲット:20~30代シングル女性 ・その他:オートロック、システムキッチン、ロフト付き。  

 

プラン図面

色付け部:アクセントクロス施工箇所

 

クロスの張替え作業のみであれば、入居者入れ替えのタイミングで出来ますし、リフォーム工期も短く、余計な費用をかけることなくお部屋の印象を変えることができ、写真映えや内見インパクトにも直結します。

 

[Step 1] メインであるリビングは、大きな壁面を選びましょう

まずはメインとなるリビングですが、広い面にアクセントクロスを貼るのは勇気がいること。

失敗を恐れ、狭い壁面や、柱、梁のみにしてしまうということが多いのではないでしょうか?

小さな面積では、あまりアクセント効果がないので、少し濃い色にしたり、派手な柄を選んでしまったりと、結果的に周りとのバランスが悪く、リビングに馴染まず、落ち着かない空間になってしまった、などの失敗談をお聞きします。

小さな壁面を強調するより、リビングは大胆に広い面積を選びましょう。そしてデザイン的には、床や建具との色のバランスを考慮し、同系色または反対に響き合う色を。

柄は、好き嫌いや時代を選ばないような幾何学模様やストライプ、カラーのみであれば原色や濃い色はさけ、白やグレーの混じった中間色を選ぶのがおすすめです。

また、注意するポイントとしては、アクセントクロスと隣り合う壁面や天井には、必ず白い面を残すこと。

アクセントクロスは周りに“余白“があってこそ、見栄えがするものです。

 

リビング

Before:ベーショックな白い壁のリビング

 

アクセントクロス

After:壁一面にアクセントクロス(事例写真1)

 

 

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