賃貸住宅の空室を防ぐ!【キッチンは部屋決定の重要なカギ③】
こんにちは!IC21です。
賃貸住宅の空室を防ぐシリーズ【キッチン】も最終回です。
デザインやカラーを工夫して印象UP!
内覧時、何も家具の入っていない部屋にまず目に入ってくるのは、玄関近くにあり、目立つ存在のキッチンです。
オープンキッチンでは特に、そのデザインやカラーによって部屋全体の印象が変わってくる事があります。
キッチンがパッっと目を引いておしゃれであれば内覧時の第一印象がぐっと良くなります。
従来の賃貸物件では、キッチンを脇役として目立たなくするために、キャビネットのカラーは無難に白、または床色に合わせてミディアムブラウンの木目にするケースをよく見かけますが、逆に思い切ってキッチンキャビネットの扉に目立つ色を選び部屋のアクセントとしたり、キッチンを囲む柱や梁に色をつけることで白いキッチンの清潔感を強調することもできます。
リフォームで、比較的コストを抑えて扉の色を変えたいという場合には、キッチンそのものや扉の入れ替えではなく塩ビシート(ダイノックシートやリアテック等)を貼るという方法があります。
既存のキッチン扉の上からシートを貼る簡単な施工で、新しいキッチンに交換したように印象を変える事ができます。
色柄も豊富で無地のものから木目、メタル調のものまで幅が広く、傷が付きや汚れ防止機能のついた物など、種類も豊富にあります。
またキッチン周りの壁にモザイクタイルを貼ることで、小さな面積でも十分なフォーカルポイントになり高級感が出ます。
タイルの場合は目地の汚れが気になるかもしれませんが、ベージュやグレーの色目地を使用することで目立たなくなります。
こうして素材や色を変えることで他にはない部屋の主役としてのキッチンができあがります。
デザインやカラーをうまく利用すれば、狭く暗くなりがちなキッチンも圧迫感の無い明るく楽しい空間にする事も可能なのです。
実際の間取りや広さ、居室部分の内装材との兼ね合いもありますので、どのようにすれば効果的かは専門家に相談してみてください。
「使い勝手」はキッチンにとってゆずれない要素、そして「デザイン性」は他との差別化には欠かせない要素です。いまや両面からよく検討された物件が選ばれる部屋になると言えるでしょう。