IC21のブログ

2021/07/30

実例に見る!内覧者にピンとくるデザイン ~賃貸リフォームデザインのポイント~「居室を狭めてリビングを広くしてシェアルームに改装→ご家族が即決」~前編

IC21のKobayashiです。

今回は賃貸リフォームのデザインのポイント紹介シリーズ、

「居室を狭めてリビングを広くしてシェアルームに改装→ご家族が即決」の前編です。

今回の物件は

“「3階のみ社員寮だった下町ビル」”

社員寮だったワンフロアをシェアルームに改装

**物件情報**

・所在地:東京都台東区
    (2駅4路線 徒歩5~10分)
・構造/築年/規模:鉄骨造地上3階
/28年/80㎡
(他、1・2階部分に薬局160㎡)
・リノベーション後 賃料:18万円
・その他:シェアルーム

 

 

 

[Step1] 物件を知る

人気観光スポットからすぐ近くの下町エリアで、

最寄り駅から徒歩5~10分という交通の利便性もいい立地。

3階を社員寮として使っていた会社オーナーがより、

リフォームをして賃貸住居として

コストを抑えて活用できるようにしたい!と、

ご相談いただきました。

 

フロア面積は約80㎡。

3人の寮生が使いやすいように、

水回りスペースはユニットバスと

洗面ボウルが2セットある広々スペース。

洗濯物などもここに干して乾燥していたそうですが、

脱衣スペースがなく洗面室を使う人に丸見え状態。

また個室をなるべく広くとることを重視した間取りだったので、

3人が集まれるようなリビングスペースがなく、

ダイニングセットも置けない

細長いダイニングキッチンスペースのみ。

それに対して、トイレ前の玄関ホールのようなスペースが広いという、

アンバランスな間取りでした。

  [Step2] コンセプトを決める  

 

After”フレンチカントリー×カフェ”インテリアのLDK

After:”フレンチカントリー×カフェ”インテリアのLDK

 

①コストをなるべく抑えて欲しいというオーナーからのニーズ

②人気観光スポットで交通の便も良く、

都心へのアクセスも非常に良い立地

 

という2つの理由から、水回りの配置を大きく変えないリフォームとし、

この土地に住んでみたいという若者たちが集まり住める、

”シェアルームスタイル”をご提案。

シェアルームやシェアハウスで大事なことは、

住んでいる入居者同士が仲良く情報共有をしながら、

楽しい時間を過ごせること

広ければ共用スペースにハンモックや、

BARを作ったりできますが、

今回はコンパクトな間取りなのでそれができません。

そこで、若い世代に人気のカワイイ色×ネイビー×グレーで仕上げる、

“フレンチカントリー×カフェ”スタイル

内装の色で表現することに。

オシャレなカフェにいるような、

明るくて楽しい気分になる共用スペースを演出しました。

後篇では『間取について』お話します。