賃貸住宅の空室を防ぐ!【カラーだけでこんなに変わる!】①
秋から一転、真冬のような寒さになってきましたが、
皆さま体調を崩されていないでしょうか。。。
さて、今回は賃貸住宅の空室を防ぐポイントとして、
カラーだけでこんなにかわる!をご紹介したいと思います。
ユーザーが部屋を選ぶときにこだわる主なポイントは、立地、設備や収納の充実度、防犯性など。しかし、同じような間取りで、同レベルの設備や収納が備わっている場合、最後の決め手は、内覧した時の印象、つまり「わぁ~素敵!ここに住んでみたい!」と思える部屋になっているかどうかです。
その印象を決定づけるのが、内装のデザイン。物件に何かが足りなかった場合でも、「そのデザインが気に入ったから・・・」と、物件の欠点をカバーしてくれることもあります。デザインにはいろいろありますが、なかでも一番手軽にできるのが、色を取り入れること。通常のよくある物件は、クロスの張替え・クリーニングを行い、清潔感と明るさをアピールした、白いキレイな空間になっています。しかし、これでは他物件との差別化ができません。色をアクセントにした内装デザインで、その物件の個性をユーザーに伝え、最終的にユーザーに選ばれる物件づくりをしていくことが大事でしょう。
- カラーコーディネーターが徹底研究。どこにどんな色を使うとオシャレ?
色をアクセントにした“アクセントカラー”の手法は、すでに多くの物件でも取り入れられていますが、一歩間違うと、「あの色がイヤだった・・・」ということになりかねません。それが怖くて、色を取り入れられないというオーナーも多いのではないでしょうか?そこで、どこにどんな色を使うとよいのかを、ご紹介したいと思います。
まずは一番簡単なアクセントカラーを『部屋の広い壁面に1色』取り入れる方法。白い空間にバーンとアクセントカラーが目に飛び込んできますので、ユーザーにもインパクトがあり、物件の印象付けにはピッタリです。物件の日当たりなどにもよりますが、明るく広く見せたい!ということであれば、明度の高いパステルカラーやビタミンカラーを取り入れるとよいでしょう。例えば、赤やオレンジ、黄緑や水色などであれば、男性でも女性でも好きな色です。
次に、壁に向かうキッチンがあるなら、『キッチン前(壁)に色』をタイルで取り入れましょう。ポップな感じにするなら、白+2色をランダムに、シックにするならダークブラウンで濃淡のあるモザイクタイルに、ビシッと白と黒のタイルを規則的に並べるのもよいでしょう。キッチン前にタイルを貼るのはコストがかかる・・・ということであれば、粘着剤のついた硬質塩ビタックシートを使って、『キッチン自体の色』を変更してしまうのも1つの方法です。キッチンの色が変わるだけで、大きく印象が変わります。
若い世代をターゲットとした物件であれば、オシャレ感のあるタイル貼りがオススメ。これはキッチンだけでなく、洗面室にも応用できます。洗面ボウル前の壁面は、キッチンより狭いので、コストを抑えることもできますね。
最後に、ちょっと高度になりますが、色を組み合わせて、『梁と壁に色』を付けます。壁一面にアクセントカラーを施した物件に比べて、さらにインパクトがあり、センスの良さをアピールすることができます。ただし、色を組み合わせるときは、色の特性を意識することが重要です。居心地のよい空間にするなら、似た色(例えば黄と黄緑)を組み合わせ、ちょっと派手な印象の空間にするなら、反対色(例えば赤と緑)を組み合わせます。その際には、色のトーン(明度と彩度を組み合わせた概念)にも注意しましょう。トーンが微妙に違うものを組み合わせてしまうと、不快感を与えてしまうこともありますので、プロのアドバイスも取り入れながら選定していくとより安心でしょう。