賃貸住宅の空室を防ぐ!【廊下の工夫ポイント①】
こんにちはIC21です。
関東も梅雨明けし、いよいよ夏本番を向かえますね。
さて、今回からは賃貸住宅住宅の空室を防ぐポイント、
集合住宅の共用部廊下について3回に分けて考えてみたいと思います。
最近ではレストランやカフェなどの飲食店、映画館やカラオケボックス、インターネットカフェでも落ち着きや高級感を意識した室内が多く見受けられるようになりました。重厚感のある空間は明るくモダンな空間に比べて飽きにくく、流行に左右されない印象があります。人々が空間に贅沢を求めるようになったと言えるでしょう。近年ではこのような形の豊かさが求められると同時に、防犯に対する意識も高まってきています。様々な事件・事故が報じられ多くの人が他人事ではないという危機感を持っているのではないでしょうか。人々のこうした意識から住宅に求める高級感と安心・安全性はより高い基準が求められ、物件を決める際の大きな決め手になっているようです。では、どのようにすれば高級感があり安心・安全性が高い=人気がある物件になるでしょう?
①高級感を得るための工夫 ~外廊下編~
共用部の廊下は屋外に設けられた外廊下と屋内に設けられた内廊下と二つのタイプがあります。
どちらも異なる特徴があるため、高級感の演出の仕方もそれぞれです。
ではその方法を具体的に考えてみましょう。
外廊下の場合は雨風にさらされることから、選べる仕上げ材が限られます。
高級感を出す為に外壁の仕上げは塗装ではなく磁器タイルがよいでしょう。各住戸には分譲マンションでよく採用される専用部分としてのアルコーブを設け、門扉や門灯を付けるのも、法的な建物面積に入らないためお勧めです。こうしたスペースを設けることで戸建住宅のようなプライベート感を持たせることができます。壁面にはトランクルームを設け、外に溢れがちな雑多な生活用品を収納しておけるようにしておくと喜ばれるでしょう。また、各住戸にオリジナルカラーを設定し壁面の一部にそのカラーのタイルを張るのも面白いでしょう。全体の調和が取れるよう配慮をする必要はありますが、アイデア次第ではいく通りもバリエーションが考えられ変化が付けられます。集合住宅でありながら表札の代わりのように色で個が主張出来るというのは楽しい工夫です。同じ配色を室内のインテリアに使用すればより効果的になります。
他に高級感を出しプライバシー性を高める手段として、敷地内に中庭を作るという方法があります。建物で中庭を囲い込み内側に廊下を設けるのです。庭には植裁を配し、夜間にライトアップを行えば、季節や時間帯の変化を楽しめるちょっとした癒しの空間になるでしょう。