IC21のブログ

2021/03/12

実例に見る!内覧者にピンとくるデザイン ~賃貸リフォームデザインのポイント~「発想の転換、入居者層を変えるデザイン」~外装・共用部 ~後篇

IC21のKobayashiです。

今回は賃貸リフォームのデザインのポイント紹介シリーズ、

前編に続き「発想の転換、入居者層を変えるデザインで賃料UP

~外装・共用部」の後編です。

今回の物件は

“「テナント付き3階建てマンション”

こちらのデザインについて紹介します。

[Step4] デザインする

まずは外装とエントランス。

白かった外壁はうす汚れ暗く入りにくい印象だったので、

全体は白に近いライトグレーにし

アクセントとして濃紺を。

コントラスト強めに塗装をし直しました。

さわやかな印象に変化し汚れも目立ちにくくなります。

塗装は安価な上、

今回はタイル貼りのような凸凹の外壁面を活かし、

レトロ風デザインを演出できました。


そして門扉代わりに木目調の格子を設置し、

物件名のネームプレートや

デザイン性のある照明器具をプラス。

エントランスの扉も同色の木目調にし、

カフェやレストランの入り口のような

雰囲気を目指します。 

次は階段や廊下。

エントランス同様、白壁はうす汚れ、

上部に窓が1つだけの単調で暗い印象。

そこでカフェスタイルを意識し

外観同様にの紺×ウォームグレー×ライトグレーの

3色で壁を塗り分けてデザイン。

カフェの入口の様なエントランスと3色に塗り分けてオシャレな階段
カフェの入口の様なエントランスと3色に塗り分けてオシャレな階段

階数表示など、階段の踊り場や機械室など

移動する際に目に入る部分には、

統一したデザイン書体で遊び心もプラス。

階段下には、行先表示サインと照明をあしらい、

ゴミ捨を防止することにしました。


細かな部分では、

廊下に設置された室外機は

見えない場所に移動したり、

照明器具を蛍光灯から今風のペンダントに変えたり、

むき出しだった分電盤を交換したり。

長年かけて劣化したものを交換しつつ、

必要最低限のモノのみを残すことにしました。

機械室扉はポップなデザイン
機械室扉はポップなデザイン

[まとめ]

次号もこの物件を続けて紹介します。

内装・間取り編として

和室から洋室に変える際の工夫や、

収納の活かし方など一緒に見ていきたいと思います。


◆◆◆

次回はこの物件の「魅せるポイント」や、オーナー様の声をお伝えします。