実例に見る!内覧者にピンとくるデザイン 北欧“ + ”カフェ“ のミックスインテリア ~後篇
IC21のKobayashiです。
今回は賃貸リフォームのデザインのポイント紹介シリーズ、
「部分リフォームで差別化を狙う」編の後編。
“「北欧」 + 「カフェ」のミックスインテリア” 実際のデザイン提案についてお伝えします。
[Step3] デザインをする
この物件のリフォームにあたって、デザインのポイントは
① カラー&パターン(柄)で明るく、インパクトを添える
② 家族のコミュニケーションは人気の“黒板クロス”で
③ 既存の腰壁見切りを活かして、クロスを貼り分け
④ ターゲットが喜ぶ、機能性を予算内でプラス
今回のリフォーム内容は表層替えがメインで、
間取については若いファミリーに喜ばれる対面キッチン&カウンター。
LDKにつながる洋室との間は3枚引違い扉で1室にもできるなどフレキシブルで使いやすい部屋です。
内装も、ライトブラウン系の建具は残し、
床は少し暗めだったので北欧感が出せる木目フロアタイルを上張りしました。
実は施工前後で大きな変化はありません。
それでは他物件との違いをどこで出すか?
「北欧」+「カフェ」のコンセプトに合わせて、
木目やアイボリー色の温もりを活かし、
グリーンの醸し出す爽やかさ、
北欧らしい洗練されたデザインと遊び心のある色味をアクセントクロスでプラス。
LDK横の洋室は、子供部屋になったり、
広いリビングとしても使えるように、
快活なイメージの黄色…
その中でも子供っぽくなり過ぎないマスタード系にすることでインパクトも絶大。
さらにこのクロスは、麦の穂をイメージした幾何学柄デザインということで、
洗練された印象も与えます。
また、腰の高さに元々あった見切り材(木)を活かして、
壁紙を上下に貼り分けられる特徴を考慮し、
見切り材や腰から下のクロスにイエローと相性の良いグレーを使うことで、
ナチュラル一辺倒ではない“北欧モダン”の要素も取り入れました。
このグレーのクロスは安価でありながら抗菌・トップコート機能付きで、
キッズのいる家にはもってこいのクロスをセレクトしています。
次回はこの物件の「魅せるポイント」や、オーナー様の声をお伝えするとともに、さらにインパクトのある“黒板クロス”と、ステージング(家具付き)についても引きつづきご紹介します!