テナントリテンションの発想を!~長く住んでもらうための工夫 「安心して暮らせる賃貸~安心して眠れる~」~前篇
IC21のKobayashiです。
9月に入りましたが、不安定なお天気が続いてますね。
この暑さの中、高校で文化祭が開かれました!
親も残念ながら見学できない、「With コロナ」での開催でしたが、
”中身も熱い!”楽しい思い出になったのでは、と思います。
『さて、今回は賃貸物件のリフォームのシリーズのご紹介です。(by:IC21島崎江梨子)
賃貸の物件に長く住んでもらえるには、どうしたらいいか…について
今回は入居者が、”安心して眠れる”という観点からお話します。
寝室の防音…『振動』を抑えることが防音対策の秘訣
賃貸に住むメインターゲット=シングルや DINKS は、家には帰って寝るだけという人も多いようです。そんなターゲットにアピールできるのが安眠できる部屋。
そこで安眠のために比較的簡単に取り入れることができる工夫を今回はご紹介します。
深い眠りには静かな室内環境が必要です。それゆえ入居者満足向上には「防音性能」を高めることが大切ですね。
音は『振動』なので『振動』を抑えることが防音対策の秘訣と言えます。
『振動』を抑えるには、まず隣の部屋側の壁に収納棚や本棚、クローゼットを設置する方法があります。
棚に多くのものを収納しておけば、さらに吸音・遮音効果は高まります。
同じく戸境壁側に OSB や有孔ボードを貼れば、吸音効果と共にお部屋のアクセントになります。
賃貸物件では、壁に釘や画鋲の使用を禁じていると思いますが、これらの素材であれば釘跡などが目立ちにくく、お部屋のディスプレイを楽しめます。
次に床に凹凸のあるタイルカーペットを敷く方法です。
一般的にフローリングの床はカーペット貼りの床の4倍音が届くと言われます。そこで日常生活の中で出てしまう様々な生活音を効果的に解決するために防音性能に優れているタイルカーペットを敷くことをおすすめします。
床に並べるだけで簡単に設置ができ、豊富な色・柄バリエーションが揃うのでお部屋の雰囲気、入居者のイメージに合わせて選ぶことができます。防音しながら手軽に模様替えを楽しんでみてはいかがでしょうか。
外や隣、上下階からの音を防ぐだけでなく、入居者がリラックスできる音楽、BGM を流せる環境がつくれる部屋も魅力的でしょう。
今は Bluetooth などを利用してシーリング照明の取付と同じ感覚でスピーカー付照明を取り付けることができます。
天井から 360 度降り注ぐ音楽のシャワーを是非楽しんでみてはいかがでしょうか。光と音が連動する空間でお気に入りの BGM に包まれながらぐっすり眠れることでしょう。
次回は光をコントロールして快眠についてご紹介します。