賃貸住宅新築やリフォーム完成時のチェックポイント①
こんにちは。IC21です。
例年にない大型連休。どこに行っても人・人・人・・・ですね。皆さまどのように過ごされましたか?
今回から2回に分けて 賃貸住宅リフォームや新築の際の引渡し前のチェックポイントをお話ししていきたいと思います。
①トラブル回避に図面・仕様書の作成
ようやく完成したリフォームや新築のチェックは、一日でも早く入居者を入れたい気持ちはわかりますが、早く引渡しを受けるために適当に済ませてしまい、後で後悔するようなことのないようにしたいものです。
完成時のチェックというのは、計画通りにできているかということと、仕上がりの精度、動作確認が中心となります。施工業者立会いのもとで検査して、約束通り完了しているか、不都合がないかどうかを確認します。
計画がきちんと事前に考え抜かれたものであれば、確認程度で済むはずですが、施主の「・・・のつもり]と施工業者の「・・・の予定」との間の食い違いがある場合があります。その食い違い、勘違いをなくすためにも施工前に図面・仕様書は作っておいた方がいいでしょう。
新築の場合は、完成後に途中で変更になった部分を修正した竣工図を提出してもらいましょう。後々のメンテナンスやリフォームのときに必要になります。
リフォームの場合は、困ったことを解決するためにやるわけですから、肝心の問題が解決されなければ、施主の満足は得られません。
表面の仕上がりがきれいでも雨漏りや排水不良などの問題が解消されなければ意味がないのです。
水漏れなどは原因によって必要な工事の内容が違ってきますので、根本的な原因を究明することが重要です。
いかに総合的な完成度を上げるかは、計画段階の詰め方にかかっています。施主は建築に関しては素人であることが多いので、管理や集客で関わる不動産業者のプロとしてのアドバイスを受けることも良いでしょう。計画段階から、より貸しやすい間取り、設備、仕上げなど、相談に乗ることも積極的に行って欲しいものです。検査のときには、記録を残し、是正項目については、いつ、誰が、どのように是正するのかを確認しておきましょう。後日是正確認をします。
新築や大規模なリフオームの場合は、できれば、完成時だけでなく工事中にもチェックしたいものです。工事途中なら、完成後よりも是正のために費やす時間と費用は少なくて済みます。
第三者の建築士などの専門家に検査をお願いするのもひとつの方法です。細かい傷などは、工事中の現場内の清掃がきちんとされていれば、ある程度は防ぐことができます。工事中に現場に足を運ぶことで現場の緊張感も高まり、清掃を促すことにつながります。来てケチをつける、といった雰囲気にならないように気をつけましょう。常日頃からのコミュニケーションが大切です。