IC21のブログ

2019/10/18

空室理由から考える!~デメリットを魅力へ変えるポイント北側、日当たりの悪い暗い部屋」 ~前編

物件を決める際のチェックポイントの一つに「日当たりの良さ」「南向き」等が挙げられることが多いのはなぜでしょうか。

日当たりの良い部屋は「明るい、暖かい」だけでなく心理的に明るく、前向きな気持ちになるなどの良さがあります。
逆に「暗い部屋」というのは日当たりの悪さから室内に湿気がこもり、冬は寒くて結露が出るなど気分も暗くなりがちです。

今回はそんな北側の暗い部屋を、快適に過ごせる空間へと変える方法をご紹介します。

 

「色」と「光」の取り入れ方を工夫
天井、壁も白が一般的ですが「明るさ」を感じる工夫としてビタミンカラーやポップな色で

コーディネートすることで、日当たりの悪い室内の暗さが軽減されます。

色による心理的効果を上手に取り入れる事で物件探しの初回から印象が大きく変わってきます。

白一辺倒の無機質で殺風景な空間よりも「明るい、暖かい」と感じられるのは大きなポイント。

 

黄色やオレンジなど明るくエネルギーに満ち溢ふれた色で気持ちをポジティブに

事例①: 黄色やオレンジのコーディネートでポジティブに

 

事例①にあるように黄色やオレンジは明るくエネルギーに満ち溢れた色です。楽しく、ポジティブに考えられるように促進してくれます。

ささいな事のようですが部屋で過ごす時間が多い少ないに関わらず、とても大切な事ですよね。

 

行燈部屋は半透明の間仕切りで明るさ確保

事例②: 「行燈部屋」の間取り

 

次に、日当たりの悪さを感じさせない「光」の取り入れ方ですが、事例②のように「行燈部屋」と呼ばれる部屋は少し前の間取りにありがちです。そのような物件で大きく間取りを変えられない場合は、部屋と部屋を半透明の間仕切りにして明るさを確保するという方法もあります。

 

半透明の間仕切りで明るさ確保

事例③: 半透明の間仕切りで明るさ確保

 

直接光を取り込むわけではありませんが、視界の抜けをつくることによって空間が広く明るく感じられるのです。(事例③)

もちろん照明による直接的な「光」も重要です。光が差し込まない部屋は特にコーナー部分が暗くなります。間接照明などで壁や天井を照らす事で、光が反射し部屋が広く明るくなり、奥行きも広く感じられるようになります。
また、LDKからつながるバルコニーがある場合は、反射率の高い白っぽいバルコニータイルを敷くことで室内に明るさを取り込むことができます。

同時に、視覚効果でベランダが広く見えるというメリットもあり、バルコニーに出て外の空気を吸いながらゆっくりとお茶やガーデニングを楽しめる事もセールスポイントにできます。

快適で豊かな暮らしのイメージが膨らみ、この空間で過ごしたいと感じてくれる部屋作りをしてはいかがでしょうか。