「アクセサリーが心をくすぐる」~内覧者に印象的に~前編
近年の賃貸物件の増加により、退去後になかなか新しい入居者が決まらないというのはオーナーの悩みどころだと思います。
特に築年数が経っている物件は大規模なリフォームをするかどうか考えどころ。
仲介する不動産業者によると内覧は1組あたり1日3~4件見てまわるそう。
一日かけてそれらを内覧し、夕方にはその中で住む物件を決めてしまいます。
そのため最初の方に内覧した物件は、良い物件でも印象が薄くなってしまうということも。
そこで、入居者の内覧時にお部屋をキレイに保つことは最も重要な事ですが、
内覧時に「心に残る」ということは重要であり成約のポイントではないでしょうか。
これを大きなリフォームでなく、アクセサリーで現実のものにできたらよいとは思いませんか?
小さな空間ほど心に残る
トイレはお部屋の中では小さなスペースですが、気が付いてみるとペーパーホルダーが黄色く変色していたりしませんか?ついつい忘れてしまうのですが、こういった小さなスペースこそアクセサリーが効果を発揮します。
写真のようなペーパーホルダーを取り付けたらどうでしょう。
シルバーなら男女問わず好まれツヤやデザインが目に留まり心に残るでしょう。
どこの賃貸物件もトイレはほぼ同じ。
少しだけキラリと控えめに主張するアクセサリーを取付けると格段に印象が変わります。
(写真1 シンプルなデザインがひかるペーパーホルダー)
小さなスペースはゴテゴテしないことがポイントですが、合わせて壁紙を白色からパステルカラーや柄物の壁紙に変えてみるとますます素敵な空間に手軽に変身し、内覧者の心に残るでしょう。
実用面以外にデザインも考える
トイレの他には洗面室にタオルホルダーを付けてみるのはいかがでしょうか?
最近の賃貸ではほぼ取り付けてありますが、築20年くらいになるとあまり見かけません。
トイレと洗面室にちょっとアクセサリーを取付けるだけで水回りの印象が格段に変わります。
また、ミラーも姿を映すという実用的な部分だけではなく、いろいろな大きさやデザインの商品があるのでアクセサリーとしても十分に効果を発揮します。
壁に取付けることができますので持ち去られることもないでしょう。
また写真のような洗面台ではなく、賃貸で人気のボール型の洗面の場合、多くは正面に別途ミラーを取付けます。
これを少し凝ったデザイン性の高いものに取り替えることで無機質な空間を素敵に演出することができます。また水栓も交換するとさらにオシャレ度がアップします。
(写真2 洗面室のタオルホルダー施工例)
次回は「アクセサリーが心をくすぐる」~内覧者に印象的に~後編です。