IC21のブログ

2018/12/21

すぐ使える!賃貸だから使える ミセ方、ツクリ方「デザインと機能のバランスが大事~洗面~」後編

洗面所の壁はタイルでデザイン
洗面台の背景となる壁は、タイルを張るだけで、意匠性は格段にアップします。色や形、大きさも豊富にありますので、それらをどう組み合わせるかによってデザインは無限大。物件にオリジナリティを付加できます。洗面台や鏡はコストを抑えたシンプルなものでも、タイルを張るだけでグッとおしゃれに仕上がるのです。機能面でもタイルは、経年劣化しにくく、耐久性にも優れていますので、採用するときに少しコストがかかってしまっても、長く意匠性を保たせたい賃貸物件にとっては、うってつけの素材といえるでしょう。長年使っていくと汚れてしまいがちな目地の部分も、色のついた目地材を使用すれば見た目も華やかになりますし、目地も汚れが目立たなくなります。そ

タイルでおしゃれに演出

事例4:タイルでおしゃれに演出

して内見者にとってデザイン性の高さは、物件を成約する際のポイントアップにもつながりますので、タイルはオーナーにとっても強い味方となるでしょう。

 

洗面ボウルは深さに注意!
最近人気のあるカウンター式の洗面ボウルを選ぶ際に気をつけなくてはならないのが水はねです。せっかくデザインにこだわっていても、毎回水はねを気にしながら洗面台を使用しなければならないのはとてもストレスです。目安としては、深さは15cm以上あれば機能面も補えるでしょう。洗面ボウルの直径が小さければ、ボウルの縁の形状が直角に近い角度で立ち上がっている方が安心です。カランの水流との相性もあるので、水はねを検証した上で、問題のない組合せのものを選びましょう。

収納スペースが確保できない場合は棚板一枚だけでも設置!
収納スペースが確保できない場合は、鏡と収納が一体になった収納を設けることもできますが、そのスペースさえも確保できない場合は、棚板一枚だけでも取り付けて下さい。棚板一枚あるだけでも使い勝手はかなりよくなります。
毎日使う場所だからこそ、細部まで使う人のことを考えることが一番大切だと思います。
そして、そうした心配りが空室をつくらないための最大の対策ではないでしょうか。

洗面ボウルの深さに注意

事例2:洗面ボウルの深さに注意

 

 

 

 

<プロフィール>
鈴木 薫
インテリアコーディネーター・ライフスタイルプランナー・整理収納アドバイザー
インテリアコーディネーターとして主にファブリックを使ったコーディネートを得意とする。その他、家具、照明、カーテン、雑貨を含めたモデルルームなど、3Dパースを使用した空間全体のコーディネートも手掛ける。