読めば解かる!デザインリフォームの見せテクとプロの常識「インテリア小物・アクセサリー」前編
快適な住み心地が想像できる部屋に
デザインリフォームをするにあたって、壁紙・床材・天井のデザインの良さだけではまだまだ入居者にとってはアピール不足です。小物・アクセサリーで更なる部屋の良さ・住みやすさをアピールすることが必要です。
住んでみたいと思わせるには住み心地の良さを想像できなくてはいけません。そこで、朝起きて、夜寝るまでの生活の中であると便利になるものをとりいれるのがポイントです。築年数が古くても収納が少なくても、バス・トイレが3点式でも、小物・アクセサリーで克服することが十分に可能です。
玄関周りの印象は大事
まずは玄関周り。姿見・鍵置きは必須です。玄関に姿見があると靴までいれたお出かけ前の身だしなみチェックが可能になります。そして、なくなりがちな鍵の定位置があるのも便利です。鍵置きはキーホルダーとキーケースの両方に対応するように、棚とフックが付いているものを取り入れるのがベストです。この2つがあるだけで、忙しい朝の出かけ際がスムーズになる想像ができます。
そして、築浅物件ではあまり見かけませんが、築20年以上の物件で下駄箱がない部屋、入る足数が少ない部屋をお持ちのオーナー様におすすめがあります。ディスプレータイプのシューズラックです。奥行わずか20cmで男性用の大きな靴にも対応し、とてもスタイリッシュです。玄関に置くスペースが取れない場合、居室においても靴コレクションをディスプレイしているようでおしゃれで且つ機能的なおすすめの小物です。このようにまずは居室だけでなく、玄関周りに注目してみてください。玄関周りで住みやすさのアピールをすることで内見時の印象が良くなります。
古い水回りもインテリア小物でイメージアップ
次にバス・トイレです。トイレは背面(タンク面)に予備のトイレットペーパーとお掃除道具等がおける棚板一枚とトイレットペーパーホルダー・タオルハンガーを新品に交換するだけでグッと印象がよくなります。トイレットペーパーホルダー・タオルハンガーはプラスチックタイプのものではなく、アイアン調やヴィンテージウッドのもの、ステンレスタイプのものなど、少しおしゃれなものを取り入れるだけでトイレ空間がグッと素敵になります。また、少し古臭い便器をアレンジするのにお手軽なのが木製便座。便器の座面と蓋が木製でできているもので既存の便器に取り付けることが可能です。
また、築年数が古いタイプの物件では、バス・トイレが3点ユニット式の場合があると思います。3点ユニット式で最も問題なのは洗面用品をおく場所がまったくないことです。洗面ボウルの淵の部分やトイレのタンク部分に洗面用具を沢山おいているのが想像できると思います。そこで、今ある浴室鏡に付けることができる浴室鏡棚というものがあります。取り付けも簡単にできます。これとタオルバーは必ずつけておきたいアイテムです。この2点をアレンジすることで、生活していて快適さが全然違ってきます。