IC21のブログ

2025/01/15

注目される賃貸スタイル コンセプト別コミュニティースペース付賃貸 キッズスぺース編

100人の女性インテリアコーディネーターのIC21です。

第8回 コンセプト別コミュニティースペース付賃貸 キッズスペース

  “キッズスペース”と言うと、新築大型分譲マンションに設けられた付加施設のイメージです。

しかし実はこのスペース、新築当初は利用されるようですが、時が経つにつれ子供が成長し、残念ながら使われなくなってしまうそう。

この問題、分譲マンションだから起こることだと思いませんか?

賃貸物件であれば、子どもが成長するにつれ入居者が入れ替わるため、常にこのスペースを必要とする家族が入居します。

内装材には、安全性や清潔感、清掃性が求められます。

クッション性の高い床で、腰壁を設け、子どもが汚しても掃除のしやすい、しかもキレイに保てる素材を選ぶ必要があるでしょう。

また、色はポップで可愛らしい雰囲気になる原色を取り入れるか、柔らかく優しい雰囲気に仕上がるパステルカラーを取り入れるとよいでしょう。

ポップな柄のフロアタイル

ムリに玩具を置くのではなく、ホワイトボードや黒板クロスなどを壁に貼るのは実用的です。

また、おむつ替えスペースや授乳スペースも部屋の端に設けるとママ目線で喜ばれます。

キッズだけがターゲットというよりは、核家族化が進み、孤独な子育てをしているママの貴重なコミュニケーションの場であることを意識すると活用率は高まるでしょう。

さらに、単にスペースをつくるのではなく、ママと子どもが楽しめる企画(ソフト)を用意してみては?

親子ヨガや親子フォト、ベビーマッサージなどを行えるママのネットワークに声をかけ、イベントを開催してもらうと、より活きた空間になります。

注意したいのは、事故があった時。

自己責任で使う、ということを必ず伝えておく必要がありますね。

これを避けるのであれば、親子カフェを誘致するというのも一つの方法かもしれません。

管理はそのカフェ運営会社に任せることで、オーナーの負担を軽減できるでしょう。

“ママも子どもも喜ぶ賃貸!”ファミリー世帯や転勤家族用の社宅を探す企業の方々にも目に留まる物件になるのではないでしょうか。  

 

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