数字とカタチで分かる!暮らしやすい賃貸物件の作り方 トイレ収納編
100人の女性インテリアコーディネーターのIC21です。
あればいいわけじゃない!トイレ収納編
収納は“必要な場所に必要な大きさ”があることが必須条件です。
大容量の収納があっても、使う場所と離れていては、出し入れが億劫。
だんだん片付けなくなり部屋が散らかる原因となります。 そこで、どんな場所にどれくらいの収納が必要か、まず水周りから検証していきましょう。
トイレ・洗面
トイレで必要なものといえば、まずトイレットペーパー。
一個の寸法は 巾115mm×直径120mm×12ロール ということは、トイレットペーパーだけを考えれば奥行きは150mmで充分です。
写真の収納は、幅300mm 奥行き150mm 高さ800mmで12ロールが収まります。 この奥行きであれば壁厚を利用してニッチタイプの収納が作れますので、ただでさえ狭いトイレを狭めることなく収納を設けられます。
女性が住む場合は生理用品もトイレ内にしまっておきたいですね。
こちらは人目に触れないようにしたいものですが、便器の背面に手の届きやすい1600mm~1700mmの高さに奥行き200mmの棚板を一枚つけ、清潔感のあるカーテンで目隠しするだけで十分です。
洗面所にはリネン庫があるのが理想ですがそこまでのスペースは賃貸ではなかなか取れないものです。
タオル以外にも洗剤などのストック、人によっては洗濯バサミやハンガーなどこまごまとしたものが多いのが特徴です。
トイレと同じく棚板が一枚あるだけでとても助かりますが、奥行きは300mmまでにすると、市販のA4サイズの小物入れが納まり、整理しやすく使いやすい収納となります。
歯ブラシや化粧水など、毎日使うものはしまいこむ必要はないと考える人も多いようです。 それよりは掃除しやすく清潔に保てるよう、洗面ボウルの横にそれらを置くスペースがあれば十分。
幅750mmのカウンターに、幅550mmの洗面ボウルを乗せれば、収納スペースを幅200mm確保でき、見た目もオシャレで機能的といえるのではないでしょうか。
必要な場所に必要な大きさがあることが肝心ですね!
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